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ゆかいなおせちトリビア


おせちにルールはないって本当?

今日多くの人がイメージするおせちのメニューは、神祭りに則ったものではなく、江戸の粋やユーモアを凝縮した庶民文化から開花したものです。
例えば、「黒豆」は、まめ(健康)に暮らせるように、「昆布」はよろこぶ、「数の子」は、子孫が数の子の粒のようにたくさん生まれ、繁栄していきますように、との願いが込められています。要するに、ダジャレや物のたとえに由来するのです。ですから、好きなものを好きなだけ入れて良いのです。タブーはありません。
ただし、おせちは「今年が良い年となりますように」との願いを込めて作られるものですから、できるだけおめでたい内容になるよう心がけてください。と、いっても堅苦しいものではなく、先にも紹介したように、吉兆の考えを取り入れて作っていけば良いのです。
例えば、重詰めにする料理の数は、陰陽道で縁起が良いとされる奇数にします。もし、料理の数が偶数になってしまうときは、笹やユズリハなど、縁起物の葉を仕切りに使い、一品に数えれば問題はありません。
このように、おせちは日本の伝統を伝えながらも、実にレキシブルで、ユーモアあふれる創作料理なのです。

おせちって、とってもヘルシー!

野菜、卵、豆、芋、海藻と、おせちは1日に摂取したい食品がバランスよく揃っており、ヘルシーメニューの見本ともいえる料理です。
また、食材それぞれの栄養価も高く、例えば「田作り」の食材である片口イワシには、カルシウムがいっぱい含まれています。そして、黒豆は「畑の肉」ともいわれ、良質なたんぱくの源です。黒豆には、イソフラボンやアントシアニンなど病気を予防するさまざまな栄養素が豊富に含まれており、正にまめ(健康)に暮らすための必須食材です。また数の子には、たんぱく質、ビタミンEなど生活習慣病を予防する栄養素が含まれています。
このように、おせち料理はお正月だけではなく、1年を通して食べたい理想的な料理なのです。

おせちは本当に日持ちするの?

現代でも、「おせち料理は保存がきく」と思われていますが、それは間違い!残ったおせちは、しっかりと冷蔵庫に入れてください。もしくは気温の低い部屋で保存しておくのがよいでしょう。
確かにおせちのメニューは、酢で和えてあったり、火が通されていたりと、比較的日持ちする料理で揃えてあります。また、おせちの飾りで使う、笹やシソ、松には、殺菌効果や料理を日持ちさせる働きがあり、ここでもおせちを日持ちさせるための工夫がなされています。
しかし、現代のような冬でも温かい高気密な住宅環境下で放っておけば、多少工夫がされていても、残念ながら痛んでしまいます。昔の日本家屋は、冬はもっと寒く、極端にいえば、人の入っていない部屋などは、冷蔵庫のような環境だったのです。ですから、くれぐれも残ったおせちを冷蔵庫で保存することを忘れないでくださいね。
ますように。